時々ご質問を頂く「エンジンルームから助手席足下に配線を引き込む方法」についてのお話です。
本作業はマツダ車の中でもCX-5以降の車種(GJアテンザ、BM/BY/BNアクセラ、DJデミオ, CX-5、CX-3)に特化した内容です。他メーカー、車種への応用は不明ですのでご注意下さい。
当店のデイライトは、ACC電源(アクセサリ電源、エンジンスタートのプッシュボタンを1回押すと通電する電源)に接続する必要がありますが、CX-5以降のマツダ車はエンジンルーム内に安全に利用できるACC電源を無くして来てます。「安全に利用できる」というのがポイントで、エンジンルームにもACC電源(正確に言うと「ACC電源と同じ挙動をする電源」)はあるのですが、ほぼ全てヘッドライト等の重要部品=故障すると困る部品に連動しています。エンジンスタートのプッシュボタンを1回押して通電する配線(ACC電源と同じ)だからといって、何でも自由に接続してよいという訳ではありません。
当店では故障しにくいと判断した商品をご提供していますが(これは先日のエントリー「【Q】当店のデイライト等は故障しませんか?」も参照)、工業製品である限り壊れるときは壊れます。例えばヘッドライトに繋がっている配線に接続していて、デイライトが故障した時は夜間の走行中でヘッドライトも巻き込んで故障、真っ暗になったらどうします?? その時はなんとかします、特に困らないです、という方はこの話とは無縁かと思いますが、多くの人はそうではないでしょう。
では、助手席足下のヒューズから電源をとる方式の何がいいかと言うと、アウトレット端子というシガーソケットやスマホ等が充電できるUSB端子の電源が使えますので、デイライトが故障して他の機器を巻き込むことがあったとしても、重要部品を巻き込んで故障する可能性は低いからです。もちろん、例えばレーダー探知機をODBコネクタに接続されていて・・・というようなパターンもあるので、リスクの程度はアウトレット端子に接続している機器にも依存しますし、そもそもアウトレットを使う方式でさえリスクゼロではないです。あくまで程度の問題です。とはいえ、基本的には安全性が高いと考えられますので、当店でご提供のデイライトは助手席足下のアウトレット端子から電源をとるように配線を延長加工しているわけです。
取り付け時の作業としては面倒ではありますが、上記のような安全性重視でこの面倒な方式にしていますので、ご理解いただけると幸いです。ということで、動画はこちらからどうぞ。
撮影用の車種はMC後GJアテンザ用です。CX-5はフェンダーモールをはずす必要がある等、細かい部分は車種毎に違いがありますが、大まかな流れは共通です。ディーラーの展示車両を使わせてもらって撮影しましたので、ゆっくり撮影できず雑な部分もあり当店としても気にはなるのですが、その点はご容赦下さい・・・
当店について、もっと詳しく知りたい!という方は以下をご覧ください!
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