当店で取り扱う商品には「両面テープで貼り付けるだけ」(=ネジや接着剤は全く利用しない)という商品が結構あります。最近のものだとNDロードスター用のアッパーグリルカバーがそうですね。
NDロードスター用フロントアッパーグリルカバー・ドライカーボンタイプ | MAZPARTS マツダ車専門・輸入&オリジナルパーツ販売
両面テープだけで固定というと脱落を不安に感じる方もいらっしゃるとは思いますが、「ちゃんと」貼り付ける限り脱落することはまずありません。「ちゃんと」を実現するコツは、主に以下の4点。
1.下地処理はしっかり実施(汚れを落とす、アルコールシート等で脱脂する、できればプライマー塗布)
2.張り直しは出来ればしない、しても最小限に
3.接着が安定するまでの間は濡らす・動かす、は厳禁
4.接着時の天候に注意(雨・風がある日、気温が低い日は避ける)
このうち、今日は2点目の張り直しに関してのちょっとした小技のエントリーです(その他要素も重要なのですが、また別の機会に)。
張り直しせざるを得ないことはあると思いますが、商品の両面テープを全部剥がして、えいっと貼り付けて、微妙に位置が違ったので剥がして張り直して・・・・という作業は、一気に両面テープの接着力を落とす原因になるので絶対駄目です。そうならないための方法をご紹介します。まず、商品の両面テープを「少しだけ」剥がします。「少し」というのは、そこそこDIY経験のある方なら、全体の1/3ぐらいは剥がしてもいいでしょう。慎重にいくなら数センチ程度でもOKですが、ポイントは「商品を取り付けた時に剥離紙部分が商品の隙間から出ている状態になるようにする」ということですね。(この画像はアッパーグリルカバーの裏面に、ダミーの両面テープを貼って撮影してます)
商品裏面に両面テープが何本も貼り付けられている場合、全部をこの状態にする必要はなくて、面積が大きい(長い)両面テープ部分だけでいいと思います(面積が小さい・短いものは全部剥がす)。剥がす部分は2~3cmぐらいにしたいけど、それだと商品の隙間から剥離紙が出せるほどの長さが確保できない、という場合は下の写真のようにマスキングテープ等で長さを補ってもOKですね。あとは、この剥離紙がぶらんとした状態のまま、取り付け部分に商品を取り付けます(もちろん下地処理は実施済みの状態で)。この時、位置決めをすることになると思いますが、両面テープの接着面積は小さくしてありますので、もし商品を剥がしてやり直し、ということになっても接着面へのダメージは最小限に抑えられます。何度か試して取り付け位置が決まったら、この商品の隙間から出ている剥離紙をびーっと引っ張って、完全に剥がして・・・・商品を押さえ付けて固定。はい完成です! このやり方だと最初の位置決めで失敗しても、比較的気楽に張り直し(位置決め直し)ができると思います。
あとは、動かさない、濡らさない(ポイントの3点目)。両面テープというのは貼り付けた瞬間に接着力が最大になるのではなく、24時間など、ある程度の時間をかけて接着力が増していきます。この時間は両面テープの種類によって異なりますので、詳しくは各商品の説明を見てください。一般的には24時間程度だと思いますが、気温等の気象条件によっても異なるのでご注意を。ちなみに、自動車用途で定番の3Mの両面テープ、
この商品のパッケージ裏面には「テープ本来の最大接着力がでるまでに約1日かかります。」と記載がありますね。
両面テープ貼り付けぐらいなら意外と難しくありませんので、是非チャレンジしてみてください。
当店について、もっと詳しく知りたい!という方は以下をご覧ください!
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