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変態系T20LEDをテストしてみた

当店でもすこしだけ扱っているT20 LED、世の中には数え切れないほどの種類が発売されています。そんな中、こんな変な形状のLEDが昨年ぐらいから増えてきていましたので、今更ながら取り寄せて調べてみました。
側面にLEDの発光部分はなく、上下にチップを配置し円錐部を照らして側面に光を反射させることを狙っているようです。この写真の下側のLEDはまだソケット根元の方に反射させようという意図が感じられますので理解できなくはないですが、上側は単純に側面に反射して(弱く)広がるだけです。

で、先に結論を言っておきます。

放熱に問題あり&光量は通常タイプよりも不足

という全く評価できない結果となりました。写真に写っている2つ以外もいくつか試しましたが、どれも同じ結論です。

僅か数分で80℃近くまで温度が上昇!

まず、温度の話から。点灯テストを始めて僅か数分で80度近くになりました。高い方で78.8℃まで上がってます。他の商品も似たり寄ったりで、70℃弱~80℃の範囲に上昇しました。一般論としてLEDの照明器具では70度ぐらいが寿命等を考慮するときの上限と言われていますが、実車のライトに取り付けを行っていない状態でこの温度なので、熱の籠もるライトユニットに取り付けて利用した時にどうなるかと言う話ですね。90℃ぐらいはすぐ行きそう。意外と大台の100℃も軽く越えるかもしれません。

この変な構造にしたことで、内部構造に余裕がなくなり、放熱が厳しくなったのでしょう。この様子だと実利用では熱ダレ(光量が落ちてくる)は確実で、商品寿命もぐんと短くなります。

従来型と比較しても「暗い」

温度はダメでも明るければ、まだいいんじゃないの?ということで、照度計を使って比較しようと思っていたのですが、目で見ても十分に暗いので止めました(笑) ざっくりした比較になりますが、左から21Wガラス球、標準的なLED(側面にLEDがあるタイプ、これ↓)と今回の変態系LEDを、手元にあるライトのハウジングに突っ込んでみます。違いは一目瞭然。直接光が無くなっても、リフレクタに反射してうまく光量確保、あるいは明るくなるならいいと思いますが、実際は全然そんなことはなくて、どう見ても暗いです。

温度の問題もありますので、現時点ではどう考えてもこのタイプを選ぶ理由はないでしょう。安ければいいかな、と一瞬思いましたが、最近は最近はLEDバルブも安くてそれなりの品質を確保しているものが結構ありますし、投げ売り価格ぐらいでないと手を出す理由はなさそうです。

ちなみに、本テストは最後にオチがつきまして、このLED↓は10分弱の点灯テスト後、根元の接着剤が溶けたようで抜く時にソケット部分とLEDの部分が見事に分離しました。しかも2個中2個。うーむ。
この接着剤の件は個体差の可能性もありますし、製造メーカーやロット特有の問題だった可能性もあります。中華製は見た目は一緒でも製造メーカーが違うというのはいつもの話。とはいえ、あまり積極的にこのタイプを選ぶメリットがないという結論は変わらない、というか、こうい状態を見ると益々選ぶ理由がなくなりますね・・・



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