やっと発売されたロードスターRFのめでたい(?)雰囲気に水を差す酷いタイトルの記事。業界を盛り上がるべきポジションのメディアなんですから、もっといい見せ方をして欲しいと思ったので、怒りのエントリー。
【マツダ ロードスターRF】小飼社長「若者のクルマ離れを何とか改善したい」 | レスポンス(Response.jp)
しれっと修正されるかもしれないので画面キャプチャを見出しにしておきます(笑)正確に言うと、記事の中身は問題無いですが、記事タイトルが勿体ない、きつく言えば最悪です。最近の傾向として、引用先の記事は殆ど中身が読まれずタイトルだけで反射的に評価されます。多少媒体によって(TwitterなのかFacebookなのかブログなのか等)によって傾向の違いはありますが、傾向としては殆ど一緒。つまりこの記事は「ワカモノって言っている割りには高すぎるしょ。若者が買えるわけない!」ってなる。絶対に、そうなる。ところが、元記事の小飼社長の発言を全部読むと、最も重要な部分は別の部分にあることが分かる。すごく良いことを仰っているので、全文引用します。ちょっと長いし、あえて強調アンダーラインを入れてしまいますが、飛ばし読みをするのではなく、是非、ちゃんと読んで欲しいです。
「
ロードスターRF投入の狙いは、いわゆる若者のクルマ離れに対して、何とか改善したいとの思いがある。
私は学生の頃、車を持っていなかった。ただ友人が結構、車を持っていて登校する時や街に出掛ける時、あるいは実家に帰省する時に助手席に座らせてもらって、本当に車に乗るのは楽しいなとか、社会人になったらすぐ車を買っていろんなところへドライブに行きたいというように、私にとって車を所有することが憧れだった。今の若い人たちにもそうなって欲しいと思っている。
車を所有することに憧れた私のような年代の人達に是非、この商品に乗って今一度、運転する楽しさを味わって頂きたい。そして街の中を格好良く運転してもらいたい。そうすることでお子様やお孫さんも、いつか必ずこういった車に乗ってみたいと思ってくれると思うし、若い人たちにも同じように考えて頂ける。それによって国内の車の需要に少しでも貢献できればという願いを込めて開発した
」
この引用でさえも全文ではなく一部は端折られているはずですが、それでも、この文章を読めば、冒頭の「若者の車離れに対して、なんとか改善したい」という言葉よりも、見出しに持ってくるべき部分は他にあることが分かるはずです。タイトルに良さげなところすべてを詰め込むのは無理がありますので、オリジナルの発言を生かすパターンなら、例えば私ならこうします。
【マツダ ロードスターRF】小飼社長「車を所有することに憧れた世代の人たちに、街の中を格好よく運転してもらいたい」 | xxxxx(xxxxxx.jp)
こうすると受ける印象も全然違います。発言を要約したり、長くできるなら、見せ方のバリエーションはまだまだありますよね。いまのタイトルだと、中身を読む前に反射的に反感を持ってしまう人がいっぱいいるでしょう。この「若者の~」は、悪意なく使ったのか、炎上商法で選んだのか、マツダを貶めたくて使ったのか。悪意無く、のような気はしますが、それはそれで問題&残念です。
あー、本当にいい発言なのに、これは勿体ないなぁ。
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ご指摘、全く同感です。なぜワールドプレミアカーなのか。この良さを熟年の大人も若い世代の方々に教えてあげたい。私の父は88歳で倒れて鬼籍になる最後の愛車がndでした。だから手放せません。