NDロードスター用のポン付け可能なシーケンシャルウインカー、
NDロードスター用リア・シーケンシャルウインカーセット
これと同じモノが他の車種で出来ないのか?という質問、やたら頂きます。メール、Peingの質問箱、ツイッター、対面(タイヤセレクトイベント時とか)など、チャネル問わず。うーむ。これは一度ブログでネタにしておくかということで、書いてみます。
結論から言うとかなり難しいです。大きな理由は2つありまして、
1.純正バルブの空間をそのまま利用する限り、殆ど「流れる」感じが出せない
ND用のシーケンシャルウインカーをCX-5のウインカー部分に当ててみます。並べるとよく分かりますが、NDのものは長い。一方のCX-5は、この半分強ぐらいの長さしか確保できません。さて、その長さ(短さ)で流れた感じが出せるかと言うと、もちろん流れますが、相当物足りないと思います。
2. 折り畳むことができるようにする等、変則的な機構を作る必要がある
NDのバルブは、ランプハウジングの横から差し込む形になってます。つまりLED本体がテールランプと平行になる形です。これがこのシーケンシャルウインカーの肝と言っても過言ではなく、普通はテールランプの後方に向かって差し込む=LED本体がテールランプと垂直の位置関係になるので、こんな長いものをそのまま差し込むのは不可能。無理矢理差し込んでもLEDのチップが横を向いてしまいます。流れても何も見えません(笑) もし取り付けるにしても、入れる前は折りたたんで中に入れたときに広がるような機構を用意する必要があります。エイトの時にやたら流行ったスパイダータイプのLEDみたいな感じですね。入れるときは閉じていて、テールランプの中で広がるやつです。懐かしい。
ということで、NDロードスターは、(1)流れてる感が確保できるだけの空間がテールランプ側にある、(2)横向きにバルブ挿入が可能、という2つの条件を「たまたま満たしていた」のでこの方式が実現しています。全部調べたわけではありませんが、殆どの車種(マツダ車ね)でどちらの条件も満たせないでしょう。
諦めずに製品化をするとなると、上記のような折り畳み機構が必要なので、値段が上がります。さらにランプハウジングの形状は各種種で異なるので車種別専用品になり、これも値段アップの要因になります(そもそも論で、販売数が見込めない車種向けには開発されないという悲しい現実も)。値段が高いのにイマイチ流れる感じが薄いシーケンシャルウインカー、さて、売れるんでしょうか・・・という話ですね。
原理的には問題無く作ることができるので、個人でチャレンジするには面白いネタではないかと思います。ワンオフで作ってくれるところもあるでしょうが、そこまでやるならカラ割りして、がっつり流れるものを作った方が投入費用に対しての満足感は得られると思います。
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