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藤原常務が語る、開発中のSKYACTIV-R/ロータリーエンジンの仕様は・・・?

RX-VISION真正面日本では全然記事になってないようなので、ご紹介。お馴染みの藤原常務がCars Giudeのインタビューに答えたもの。

Mazda SkyActiv-R rotary to arrive without electrification but turbo likely- Car News | CarsGuide

「“I want to introduce new rotary without electrification first,” Fujiwara said.」
「Fujiwara-san dismissed the idea of a diesel rotary, but revealed that SkyActiv-R will likely see the return of turbocharging. “Turbocharger is one of the big contributor for future rotary engines,” he said.」

回答があるわけではありませんが、ヒントはありますね。

●ハイブリッド(電気)ではない形にしたい
→ まだ願望。ない、と言い切ってはいない訳で・・・

●ターボチャージャー搭載は有望
→ これも搭載とまでは言い切っていない

●ディーゼルロータリーはない
 → これは否定

象徴的な発言が「ハイブリッドではない形にしたい(意訳)」という願望の部分。苦戦していることが透けて見える発言です。別記事でロータリーエンジンの開発部隊が50名とありましたが、以前は100名という数字もみましたので、減ったのか、元からそうだったのか・・・

マツダの次世代ロータリー・エンジンは「50人のエンジニアが8年を掛けて開発」 – Autoblog 日本版

100名という数字が出て来ていた時にもエントリーにしましたが、レシプロエンジン研究者数と比較してあまりにも少ない。少なすぎる。これは本当に厳しそうです。

スカイ・ロータリーエンジン鋭意開発中!でも道のりは険しい!!
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マツダのSeita Kanai氏(研究開発・プログラム開発推進担当、株式会社マツダE&T代表取締役社長の金井誠太氏ですね)や、Mitsuo Hitomi氏(パワートレイン開発本部 人見光夫氏)等が語ったところによると、
・名称は決まっていないが、スカイロータリーエンジンとでも言うべきものを開発中である
・ロータリーエンジンはマツダにとって重要な存在であるが、現在目標とする燃費・排ガス基準を達成できない限り存続はありえない
・それはちょっとした改良で達成されるものではなく、ドラスティックな変革が必要である。
そのため、ロータリーエンジンは根本的な部分にまで立ち返って設計を見直している

とのこと。(ちなみに、300hpだとかハイブリッドだとかの噂についても聞いたが当然ノーコメントだったそうです)
いくつかの記事によると、達成目標は燃費の50%「以上」の改善、つまり14km/Lを超える燃費が目標!!!

燃費の悪さは、ロータリーエンジンの構造的な問題に起因する根の深い問題です。それを各種の規制をクリアするレベルにまで持って行くには、既存の「改良」レベルでは全く対応できないことが想像されます。

外の人としては、期待することしかできません。是非、東京モーターショーのマツダブースに立ち寄って、そこら中にいるマツダの中の人に期待を伝えて、応援しましょう! 開発している人たちにとっては大きなモチベーションになるはずです。



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