当店は、基本的にはレギュラー商品の販売が中心ですが、商品がある程度明確な場合は取り寄せも個別に行っています。いわゆる輸入代行というやつです。
殆どの人は、輸入品の商品単価を見て「安い!」という感じなんだと思いますが、実際にはいろいろなコストが掛かるので、結局は見積もりが高くなって購入をあきらめてしまうことが多いと思います。最近「思ったより高いですね・・・」というやりとりが続きましたので、今回その理由を明らかにしてみたいと思います。
商品代金+送料以外に30~40%の追加コストがかかると理解しておくべし!
最初に答えを言っちゃいます。ざっくりと、
商品代金+送料に、30%から40%ぐらい追加で費用がかかる!
という認識を持っていると、大きく相場観から外れることはないと思います。たとえば、送料+商品代金が20,000円ぐらいでも最終的な支払額は26,000円~28,000円ぐらいに、10万円だと13万円から14万円ぐらいになる、ということです。一般的には、価格を構成する要素は以下のようになっています。
1.商品代金
2.輸入送料
3.輸入税(関税、消費税8%等)
これが商品の原価で、ここからさらに以下がかかります。
4.輸入代行手数料
5.消費税(8%)
6.国内送料
多くの場合、海外のWebサイトの「1. 商品価格」を見て「おお、これは安い!」、さらに「2.輸入送料」を見て「まぁ、これでも十分安いな」という感じで、全体的には十分安そうという感じでご依頼頂くワケですが、上記の要素で言うと1と2しか見てません! まだ3から6までの費用がかかります。これらの忘れられている3~6までの費用とのギャップが「予想よりかなり高いな」に繋がるわけですね。
ちなみに、4の輸入代行手数料は、当店の場合は商品種類等に応じて一定のパーセントを設定しています。ここは業者によって色々ですね。一律30%とか、一律20%で最低手数料は5000円とか。先に言っておきますと、当店は輸入代行は専業ではないこともあって安くはないですよ(笑) こういうのは手数料競争になりがちですが、当店はそんなのには絶対加わりません、ハイ。
個人ですべて手配すれば4~6の手数料が不要なので安くあがるかも?
当然、全部自分でやります、ということであれば4~6は考慮する必要がありませんので、ぱっと感じた「安い!」という費用感にぐっと近くなります(3.の輸入税は必要ですのでお忘れなく)。
ただし、初期不良や部品の不足、商品間違い等、何かあっても自分で対応する必要があります。
例えば「商品の保証」はあってないようなものですから、購入後1ヶ月で壊れた場合でも、自分で何とかする必要があります。保証があっても海外に商品を送る必要がある場合は、返送料でまた数千円からウン万円かかります。
この3~6の費用と、手間やリスクを天秤にかけてどっちがオトクか?というのは、人それぞれでしょう。時々、明らかに個人輸入したけど手に負えなくなったっぽい人からお問い合わせを頂きますが、そういう人は個人輸入に手をだしちゃ駄目です。「最後まで何とか自分で対応する」ということに自信がない人は個人輸入はオススメしません。
見落としがちなのが送料。サイズが大きいモノ・重いモノは高い。
もう一つよく予想以上に高いという反応が返ってくるのが「2.送料」ですね。ポイントは、サイズと重量。大きいもの、重いものは高いです。細くて長いもの、薄いけど面積が大きいモノ、とか、そういう類のものは高くなります。基本的な送料設定の考え方は国内の配送と一緒ですが、そもそもの輸送費用が数千円~数万円!と絶対的な価格が高いことを理解しておくとよいと思います。
また、サイズについては、商品単体ではなく箱に入れた時のサイズを考える必要があります。
例えばヘッドライトやテールライトは形状が複雑なので、商品の見た目のサイズ感よりも箱のサイズはずいぶん大きくなります。しかも2個注文する場合、1つの箱に2つの商品を丁寧に入れてもらえば安くなりますが、海外の梱包は適当なことが多いので、2つに纏めて入れて送って貰うことにはリスクもあります。無理矢理2個を1つの箱に入れてきて商品が破損・傷が付くというのは、しょっちゅうある話です。大げさでもなく、本当に頻繁にあります。送料が安くあがるならなんでもいい、というワケでもないのです。
この手の大物は、商品代金と送料が変わらないとか、そういうことはよくあります。これも知っておくと最後の見積もりを見て驚くこともなくなりますね。ホイール(テンパータイヤも含む)、ヘッドライト、テールライト、このあたりの輸入送料はかなり高いですよ。もしご関心がお有りでも、相当高いはずと思いつつお問い合わせ下さい(笑)
基本中の基本、為替レートも価格決定には重要な要素です
あまりにベーシックな話ではありますが、為替レートも重要です。数万円単位の買い物になってくると数円の違いでもかなり効いてきます。商品を発注するタイミングも重要になってきますね。そういう点では、決裁通貨にもよりますが、例えばドル・円だと、
こんな感じで、そもそも今は輸入には全く向いてない時期です(苦笑)
当店について、もっと詳しく知りたい!という方は以下をご覧ください!
|
|
|
|
|
コメントをどうぞ