プロトタイプの新型デミオが見られるということで、行って参りました東京ミッドタウン。
すでに東京、大阪、仙台の展示は終わっちゃってますが、札幌・名古屋・広島・福岡は今週末ですね。
私は平日夕方に行ってきましたので、結構空いていて自由に見られました。
ライティングがスマホのカメラにはつらかったらしく、全体に写真はイマイチ。残念。
しかし！
そんな写真のイマイチさを吹き飛ばす、実車のデキの良さ。こりゃ確実に売れますよ。CX-5、GJアテンザ、BMアクセラのオーナーは確実に悔しがる質感の向上を果たしてます。特にいいなと思ったのは、内装とフロントグリル周り。
写真はXD（ディーゼルエンジン搭載車）で、ヘッドライトやシグネチャーウイング、グリルの造形、すべてがアクセラより良くなってます。なにをー！ グリルの赤色のアクセントの付け方も、アクセラよりセンス良くやってますね。シグネチャーウイングとヘッドライトのつながりも、従来車種の中で一番デザイン的にはいい。
ヘッドライトのこの造形はお見事。このスモールランプになる太いラインは流行にばっちり乗ってしまってますが、周囲にカーボンのトーンを混ぜたり、一部をブラックアウトさせたりと、かなり凝った作りになってます。BMアクセラもマイナーチェンジで、近い造形のヘッドライトになるんでしょうね、きっと。うらやましいぞ、このヘッドライト。
エンジンルームも開けて見ることができました。コンパクトなディーゼルエンジンが鎮座してます。中身はびっしり詰まっていて、作業性というか、メンテナンス性は低そう・・・てか、普通の人はそんなこと気にしないと思いますが（笑）あとは、当店で開発中のBMアクセラ用ボンネットダンパーの流用ができないか確認しましたが、さすがにそのままは無理ですね。ですが、ちょっとの改良で対応できそうでした。
好みが分かれそうな、今までのマツダにないツートンで直線要素を取り入れたデザインのホイール。個人的にはかなり好きなデザインです。これなら純正のままでもいいなと。
リアはアルファロメオっぽいエロさがありますね。リフレクターの形状も職業柄チェックしてしまいますが（笑）、CX-5、GJアテンザ、BMアクセラ、どれとも異なる形状で、現行型のDEデミオのリフレクター形状に近いです。現行型からの流用は・・・・実車が出てみないと分かりませんね。
展示車両は、ディーゼルモデルだけでなく、ガソリンタイプも。これは新色のスモーキーローズマイカですね。個人的にはもう少し鮮やかさがあってもいいかなと思いましたが。グリル周りは、XDと違ってピアノブラックではなく通常のエンボス加工された樹脂になります。さすがにXDと比較すると質感も落ちますが、他社比較で言えば明らかに別次元。ヘッドライトも手を抜いてないし、マツダらしい真面目さが出ててイイですね。
内装もすごく良かったのですが、なぜか写真を撮り忘れたので公式画像で。
このシートは、質感やデザイン、雰囲気がいいですね。シートだけでなく、センターコンソール周り、ダッシュボードの仕上げなど、ぱっと見の印象はアクセラより上質です。アラを探せば何かはあるでしょうが、一目でアクセラより良いと感じさせる仕上げは大したものです。ホップステップジャンプで、（既存のKODOデザイン車種オーナーは悔しいでしょうが 苦笑）、デミオは一段上のデザインステージに達した感があります。
簡単な紹介資料等を頂きました。試乗車の配備は9月ぐらいだそうですが、もうすぐですね。いやー、これは実車に乗るのが楽しみ。
格下なのに格上、下克上とはいい表現
どこかのレビューで「下克上」と表現されていましたが、その表現は実車を見て本当に納得。マツダのラインナップで言えば上位車種のオーナーが確実に羨ましく・悔しく思う要素が新型デミオには多数あります。マツダ車の中では、日本で一番売れる車種でこのクオリティを実現したところに、最近のマツダらしい戦略的な賢さを感じます。とはいえ、これでも、彼らにとってはまだ「完成形」ではないのでしょうね。
9月に発表されるロードスターも、俄然楽しみになってきましたよ、これは！
当店について、もっと詳しく知りたい！という方は以下をご覧ください！
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