自宅で車用の部品の動作確認をするとき、電池ボックスを使う人も多いと思いますが、電池切れの心配もなく、消費電力大きめの電装品(たとえばHIDとか)でも動作確認できるACアダプタ流用電源の作り方のご紹介。ちなみにシガーソケットだけ使えればよいという場合は、こういう市販品もあります。
お約束:実際に作成する場合は自己責任にてお願いします。
当店では商品の動作確認用に複数持っていますが、1個を除きすべて自作品です。唯一の自作品でない電源は、これ。
オートサロン等の展示会で電装部品を大量に展示しているブースをよく見ると、このタイプの電源がおいてあることが多いと思います。33Aまでいけるので、大量の機器を接続しても全く問題ありませんが、デカイので結構邪魔です。で、今回用意したのはパソコン用のACアダプタ。
このACアダプタは12V、3Aのもの。3Aである必要はありませんが、12Vタイプで、アンペア数は使いたい電装品のアンペア数に合わせて選べばよいです。LEDバルブや小さい電装品程度なら1Aでも大丈夫でしょう。どうせ分解するので秋葉原や日本橋の中古パソコン屋のダンボールに詰め込んである中古品(100円ぐらいから売ってます!)でも良いと思います。新品でも数百円程度から購入できるので積極的に中古品を選ぶ理由はありませんが、新品を加工するのは抵抗感有り、という人は中古品が良いかと。
たとえば、12V 1Aタイプなら・・・
12V 2Aタイプなら・・・
という感じで選択肢はかなりありますので、お好きなものをどうぞ。ここからは作成手順。
手順1:ACアダプタのプラグをカットする
まずはACアダプタのプラグをカットします。赤色と黒色の配線(あるいは、黒色と黒・白のストライプ配線)が内側に隠れているか、最初から2つに分かれた状態で確認できると思いますが、不安な人はACアダプタのラベルにある表記からプラグの極性(プラス・マイナス)を確認して、プラグの内側、外側どちらに配線がつながっているかを確認すれば間違いないです。極性の表記というのは、これ↓です。
プラグの内側がプラス、外側がマイナスの配線になっていることが分かります。
手順2:シールドクリップ/みのむしクリップ/ワニグチクリップを取り付ける
シールドクリップってのは、こういうゴムで先端が覆われたクリップです。
みのむしクリップとか、ワニグチクリップとか、似た機能を持つ商品は他にもありますので、用途で選んでください。今回ご紹介のシールドクリップは、先端がゴムで覆われていてショートしにくくなっているのでおすすめです。あと、この手の商品は売価200円程度です。通販で購入すると送料の方が高いので、ホームセンターで購入するのが吉。大きめの100円ショップでも売っているらしい。へー。
このクリップの根元に、分解したACアダプタの配線を取り付けます。
配線をねじ込んでおくだけでも使えますが、できれば半田付けを行っておきましょう。半田ごての熱量が足りないとクリップに半田付けしづらいので、大容量タイプ(ワット数が大きいもの:50W以上)の半田ごて利用を推奨です。
手順3:完成!
これで完成。慣れていなくても1時間はかからない作業だと思います。LED等の電装品を取り付けて動作確認してみてください。動作しない場合は、配線のプラス・マイナスが間違っていないか確認です。
利用上の注意
乾電池式の製品と違って、コンセントからACアダプタを抜いても、クリップ部分に電流がすぐに流れなく訳ではありません。コンセントから抜いた直後にクリップ同士を接触させるとショートしますので、ご注意!
当店について、もっと詳しく知りたい!という方は以下をご覧ください!
|
|
|
|
|
コメントをどうぞ