試作品自体の完成までもう少し時間がかかります・・・と書いてからはや2週間。もう出来上がってきました。まだ試作なので追加の調整がこのあと結構発生するかなと思っていたのですが、必要ないクオリティで仕上がってますので、ほぼこのまま完成。今回試作したのはソウルレッドに頑張って近づけたものと、ソリッドタイプの標準的なレッド。この塗装方法での調色は相当難しいのですが、細かい部分の仕上げに拘って、ソウルレッドに近い色味・質感になるようにしてもらいました。すんばらしい。
写真右側のソリッドタイプのレッドは、クリアを最後に拭いていないので艶に欠けていますが、艶があったとしても、やはりラメの有無は雰囲気に大きな違いを生んでます。下はソウルレッドもどきの表面アップ。
実際の加工はラメの有無だけではなく、下地をどう処理するか(何工程で実施するか)、下地に何色を塗るか等でも差が出てきます。2本を並べると、当店のお客様であれば恐らくほぼ皆さんこのソウルレッドもどきを選ぶのではないかと思います。ちなみに、なぜ「もどき」なのかと言うと、ステンレスへの塗装という関係上、完全な色の再現は難しいのであくまで「ソウルレッドに近づけた」もの、だからです。実物を見て「ソウルレッドと違うじゃないか」というのはナシですよ・・・。
この試作の完成品を当店デモカーに取り付け。この写真では敢えて目立つ用に最後まではめずに撮影してますが、実際はもっと奥まったところで固定されます。これは相当インパクトありますね。かなり良い感じに主張できているので、奥まで押し込んでしまうのが勿体ない(笑)写真だとそれほどでもないかもしれませんが、かなりテンションあがりますよ、これ。クオリティも相当なモノです。実車に取り付けてみると、もう少し黒が濃くてもよい気もするのですが、マイナーチェンジ版のソウルレッドに合わせてしまうと、他車種だと黒すぎると感じる可能性があり、悩ましいところ。
・・・・と言いつつ、悩むこと数分(はやっ)、幅広い車種への適用とアピール度合を考慮してこのまま行こうと思います。
こちらは数量が纏まらないと作ること自体が難しいので、初回生産で終了ということもありえます。相当数量が揃うと結構安くなるのですが、当店の販売数量だと2本セット税・送料別35,000円弱ぐらいになりそうです。今回は1本単位でもご提供できるようにしますので、その場合は約半分の価格になります(もちろん2本の方がお安くなります)。
今すぐにでも発売できる状態にはあるのですが、商品化に向けての最後の課題は「耐熱性」です。絶対大丈夫という耐熱塗料を使うと、この色は全く再現できません。今回は熱への絶対的な安全性よりも、色の再現性を取りました。もちろん、全く熱に全く駄目な塗料を使っているのではなく、その限界温度が耐熱塗料よりはかなり低い、というだけです。今回加工をお願いしたところの実績でも、マフラーエンドよりも遙かに高熱な部分への塗装でも大丈夫だったこともあるし、同じ場所でも駄目だったこともある。ベースの素材やその品質にも依存するようなので、こればかりはテストをしてみないと分かりません。
ちなみに、今回塗装を依頼した業者さんの顧客は皆さんご存じの会社ばかり(国内大手自動車メーカー、スーパーGTに出ている会社等)で、信頼性では間違いないです。その分値段は高いのですが、やっぱり中国産の量産品とは比較にならないクオリティで仕上がってきました。さすが。
ということで、発売はまだもう少し先になります。ご予約も承りますのでご希望の場合はこちらよりご連絡下さいませ。
当店について、もっと詳しく知りたい!という方は以下をご覧ください!
|
|
|
|
|
No commented yet.