マツコネ（マツダコネクト）のナビ、更新してきました。あ、これはイメージ画像です（要らないって？）

ナビ機能は市販の平均的なナビに大幅に近づいた

数時間使った印象ですが、市販の平均的なナビに近づいて、ルート案内も極端には違和感なく、機能的にも色々な設定ができるようになりましたね。大幅な進化を感じます。走行軌跡が残るようになっていたり、3D表示時の傾き加減が調整できたり（私は使わないけど）、アナウンス対象情報が選べるようになっていたり。音声も普通になってました。音声は前のママでも良かったと思いますが、ナビのエンジンとセットなんでしょう。しかし、新しいナビはよくしゃべる。マツコネって良くも悪くも静かだったんですね（笑）

地図については、圧倒的に情報量が増えていますのでその恩恵は大きそうです。市街地地図の充実で、地図表示からの目的地設定は大幅にやりやすくなってます。ただし、地図の見た目はデフォルトはやや安っぽいのでデザイン変更しましょう。幾分マシになる「気がします」（笑）　それでも画面右に表示される交差点のアップ画像はなんともチャチいですね。なんでしょう、この妙なレトロ感。某ナビのビーコンでVICSを受信したときに表示される、あの安っぽいインフォメーション画面を彷彿させます。まぁ、慣れると思いますが。

ナビ以外の更新も多数入っている模様

今回の更新はナビだけかと思っていましたが、バックカメラの明るさ等の調整ができるようになっていましたし、Bluetoothが安定したとかオーディオ 部分の挙動が変わったとか（おかしくなったとか）、ナビ以外にもいくつか（こっそり）手を入れたようです。オーディオはレジューム再生時の安定感が増した感じがしましたが、継続利用してみないと分からないですね。

アクセルを離したときの回生ブレーキの挙動が変更になったという話があって期待していたのですが、あのカクンとくるブレーキへの違和感はアップデート後も変わらずです。私が鈍感なのか、個体の違いなのか。謎。

トンチンカンなルーティングと自車位置を見失う点は改善されたのか？

個人的には前のナビでも機能面ではあまり不満はなかったので、上の機能的な改善はあればいいかなという点。どーにかしてほしいと思っていたのはトンチンカンなルーティングと、自車を簡単に見失う点。過去に勘弁してくれと思った目的地へのルートを比較する限り、明らかに改善されてるようです。（ただし、実走していないので本当に安心していいのかは不明）

そのうちの一つ、奈良の大和郡山・奈良市内方面に向かうルート。従来型マツコネナビは亀山ICから名阪国道ではなく新名神に誘導したかったようで、国道に下りてからも本当にしつこく新名神に誘導しようとしていて意味不明でしたが、今回はそのルートはそもそも出て来ませんでした。すばらしい。自車位置のロストにつては、まだ分かりません。ただ、エンジン始動後に自車が変な位置にあったことがこの2日間で複数回あったので、まだ怪しい感じはします。

総合的には劇的に良くなったけど、不満は無くならない

近場を数時間ドライブしてみた感じでは「マツコネナビで遠出するのは怖い」という感覚とはオサラバかも？と思える程度に、ぐっとレベルアップした印象です。ただし、もう一つの致命的な欠点、自車位置の頻繁なロストが改善されていれば、の話ですが。

個人的には「純正ナビは市販のナビに劣って当然」という感覚がありますので、今回の交換でかなり良くなり、純正ナビと考えればこんなモンかなとも思いますが、実際には数年前の市販のHDDナビ程度には追いついて、部分的には越えた、という感じでしょうか。最新のナビと比較するとこれでも物足りないでしょうね。人は欲張りなので、このアップデートをうけてさらに要望が出てくるのは間違いないでしょうし。

とある調査によると、純正ナビ利用者はカーナビ所有者の31.3%を占めます。

カーナビの利用に関する調査（第7回） | リサーチ・リサーチ｜リサリサ

◆所有しているカーナビ
カーナビの所有率（スマートフォンのナビアプリ除く）は55.4％、自動車所有者（全体の8割弱）の72.8％となっています。所有しているタイプは、「一体型／2DIN」が36.5％、「ポータブル、オンダッシュ」が9.3％、「イン ダッシュ」が6.0％です。利用しているメーカー・ブランドは「自動車メーカーの純正カーナビ」がカーナビ所有者の31.3％で、「パナソニック」「パイ オニア」が各1割強となっています。ちなみに、スマートフォン・タブレットのカーナビアプリ利用者は、有料が0.5％、無料が2.4％となっています。

「純正ナビは市販のナビに劣って当然」を前提とするなら、それ以外の7割弱の市販ナビユーザーはいつまでも満足させられないことになります。なんというイバラの道。ナビが選べれば何ら問題ない話のですが、選べないようにしてしまった以上、その厳しい土俵で戦うことをマツダは選んだ訳で、そこは頑張る（ユーザーとしては「頑張ってもらう」）しかありません。「純正だから勘弁してちょ」は通じないでしょう。

今回のような大幅なシステムの更新もやってのけたワケですから、今後にも前向きに期待したいところですね。

個人的なマツコネ評もアップデート

これまで、マツコネについて一言コメントを求められた時は、

「
マツコネのナビはショボイけど、インターフェースとしてのマツコネはかなりイイよ
」

と言っていたのですが、

「
マツコネのナビは標準的。でもインタ－フェースとしてのマツコネはかなりイイよ
」

にアップデートしておきます（笑）

「ナビもインターフェースもいいよ！」と言える日が来ることを期待してますよ。

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