Webの商品写真を見る限り同じに見えるということで、時々ご質問を頂くケースです。このようなご質問を頂いても回答は致しかねます。その理由は「実物を見ないと分からないから」です。見た目が同じでも、
①コピー商品が存在する
(以下の②と③は、仮にコピー品ではなく製造メーカーが同じということが判明している場合でも)
②製造工場が異なる場合がある
③金型等が劣化するので製造時期・ロットによって品質が異なる
という3点の主な理由によります。あと、
④写真の流用やパクリも多く、掲載写真が商品実物かどうか分からない
というのもありますねが、とりあえずこれは置いといて、上記①から③の理由について詳しくご説明しますと・・・
理由1:コピー商品が存在する
これは中国・台湾系の商品に多いですね(もちろん米国や欧州でもあります)。例えばドアハンドルカバー。
CX-5/GJアテンザ/BM・BYアクセラ用クロームメッキドアハンドルカバー
これ、何十も製造メーカーがありますので、見た目で判別するのは不可能です。金型をゼロからおこしている良心ある会社は少なく、出来上がった製品を丸ごとコピー(!)しちゃってます。当然この手の商品は安いですが、強烈に粗悪です。以前、日本円で1セット(つまり4つのドアハンドル分)で700円程度の激安ドアハンドルカバーセットを見ましたが、エッジはガタガタ、長さも微妙に不揃い、メッキはムラムラ、フィッティングもめちゃくちゃと、清々しいまでに酷いものでした(笑)。耐久性も推して知るべしでしょう。
こういう形状・作りがシンプルな商品だけでなくデイライトのような複雑なものでも完コピ品(丸ごとコピーした商品)が存在しますので侮れない(笑) 油断できません。ぱっと見は問題なさそうなのですが、裏面を見ると組み付けがやたら甘く、コントロールユニットからの配線がやたら細くて燃えてしまいそうな個体というのがありました。いやー、怖いですねぇ。
また、パーツの裏面等にメーカーのロゴがエンボス加工されてるから大丈夫!というアナタ。甘いです。律儀にロゴも丸ごとコピーしますから、そこは同一商品であるかの判別基準になり得ません。
理由2:製造工場が異なる
例えば、当店で扱っているデイライトのうち、ある車種向けのデイライトは3つの工場で製造されており、それぞれ微妙に品質が異なります。一つのメーカーが3つの工場を持っている訳です。
(以下がそれに該当する訳ではありませんが、ご参考)
CWプレマシー用フォグベゼル交換型デイライトセット(日本語マニュアル付き)
3つの工場というのは、例えば台湾に1箇所、中国に2箇所とかですね。日本だと同一品質に近づける努力をするのかもしれませんが、彼らにそんな配慮は全くありません(笑) 当然工場ごとに値段も品質も全然違っていて、この例だと台湾のものは価格は高いですが品質は一番良いです。どの工場で作られたものかは外見だけでは分かりません。少なくとも写真では判別できず、届いてみて違いが分かります。以前あったものだと、シルバーの装飾部分がA社はアルミ、B社は樹脂に塗装!ということがありました。写真では全く分からなかったです。アルミのものが写真には使われていたのかもしれません。
さらに判別が難しいものになると、外見は一緒で中身が違う場合もあり、こうなると分解して確認するまで分かりません。
一般論として、台湾と中国の工場のものは並べると一目瞭然レベルで違いが分かるケースが多いですが、中国の工場製でも品質管理レベルが高いメーカーのものだともはや台湾製・中国製の違いはぱっと見ただけでは分からないですね。
当店では上記のような事情があることを把握していますので、販売店ではなく製造メーカーと直接取引し、上記のような情報を入手して実物を確認した上で、納得できる品質のものを取り扱うようにしています。付け加えると、そうやって良いモノを選らんでも国産(日本製)の品質にはほど遠いので、3ヶ月から1年の保証を当店では付けています。
理由3:金型等が劣化するので製造時期・ロットによって品質が異なる
例えば金型は使っていると劣化していくのですが、海外は平気で劣化したまま使い続けます。劣化した金型から出来る製品はバリが酷かったり、ヒケが出来ていたり(凹みがある状態)、先端が欠けて長さが異なる状態になっていたりと、これまた結構悲惨です。そういう金型から作られた素材を使って製品を組み立てると、当然建て付けが甘くて浸水やメッキ剥がれの原因になったり、そもそもまともに車に取り付けられない状態になったりもします。これが原因で、今でもネットでは購入できますが、当店では取り扱いを停止した(=当店の品質基準を満たさない)商品がいくつもあります。当店の長年のお客様だと、「あー、あれか」とピンと来るかもしれませんね。迂闊に今市場に出回っているものを購入してしまうと、変なものをつかまされて損をするケースもありますので、ご注意を。
実は他にも理由はあるのですが・・・
上記以外にも実物を見ないと分からないという理由はまだありまして、
・微妙に仕様が変わっている(見た目は同じでもLEDのチップがブランド品からノーブランド品になっているとか)
・使われている素材が変わっている(見た目は同じでも、触ってみると全然違う素材になっているとか)
なんてのもあります。こういうのも判明した時点で取り扱いをやめていますが、問題無い範囲の場合は商品説明に記載して、保証期間を延長したりすることで対応しているケースもあります。
当店について、もっと詳しく知りたい!という方は以下をご覧ください!
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